さて、先日7年ぶり位に髪を切る行為に対して対価を支払う事をしました。
要するに床屋さんに行っただけなのですが、少しおもしろかったので記録してみたくなりました。
3年前までは胸まで届く程の長髪だった(しかも左半分だけ茶髪)のですが、前頭部の髪の成長が減退して来た為、潔く坊主にしました。
長髪時は後ろに束ねた状態で「チョキン!」とやるだけ、坊主にしてからはバリカンで「ガッー!」とやるだけですので、わざわざお金を払ってまでやってもらう必要もなかったのです。
ところが、今回長期で家を離れてしまっていましたので、久しぶりに床屋さんに行く事にしました。
お店に入るとおにーさんが(おそらくその店のオーナー)、「今日はどのようにしますか?」と尋ねて来ましたので、「坊主です!」と勢い良く答えました。
お店はそのおにーさんと、おにーちゃん(おそらく修行中)の2人でやっていて、先客が2人居ましたので、しばらく待つ事になります。
15分程待った後、「こちらへどうぞ〜」とおにーさんに呼ばれて鏡の前に座ります、すると、「バリカンでやりますか?それともはさみで切りますか?」と尋ねられ、「えぇ!はさみで出来るの!?」と思いながら「バリカンでガッー!とやって下さい」と擬音まで付けて答えました。
3mmで切ってもらう事にして、あっという間にカット終了と思いきや、頭全体に天花粉(?)を振りかけられ、はさみでさらにシャキシャキやってくれます。
どう見ても切れている様には見えないのですが、素人には見えないような切り残しでもあるのだろうと勝手に想像していました。
はさみでの仕上げも終わり、今度は洗髪です。
まぁ、3mmしか残っていませんから、洗髪と言うよりは切った髪の洗い流しと言ったところですね。
ここから、おにーちゃんにバトンタッチです。
ご丁寧に2度もシャンプーを付けて洗ってくれて、さらにリンスではないかと思われる事もしてくれます。
3年前に坊主にして以来、リンスはおろか、シャンプーも使った事がない(体と一緒に頭も洗ってしまいます)私には贅沢三昧です。
さらに、何か分からないスーッとする液体も付けてくれました。
起き上がって、また何か分からない物を頭にスプレーされ、ゴシゴシと擦り込んでくれます。(後々考えてみると、寂しくなっている髪の毛の量を見て、不憫に思ってくれたのかもしれません)
そして、なんとおにーちゃんドライヤーを握るではないですか、よっぽど「いいですよ」と言おうかと思いましたが、面白いのでされるがままにしていたら、実質3秒位で終わりました。
ドライヤーを出してコンセントに挿す作業の方がよっぽど時間掛かってます。
その後、顔を剃ってくれたり、マッサージをしてくれたり、家で切っている時には出来ないサービスをしてくれます。
一通り終わって、「さて終わりかな」と思っていたら、おにーちゃん、合わせ鏡で後頭部を見せながら「こんな感じで・・」と言ってくれるので、苦笑しながら「はいっ」と答えておきました。
掛かる金額を考えると毎回行くのはためらわれますが(貧乏性)、たまにはさっぱり出来ていいのかも知れないと思ったのでした。
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