はらたま調でいってみよう

苦労は買ってでもしろ!
ということで、挑戦してみたのである、が・・
私の実家は、農業で生計を立てている。
主たる収入は養鶏業によるものであるが、家庭で消費される野菜類のかなりの部分を自給自足しているのである。
私の家族は同居こそしてはいないものの、車で15分余りの場所に住んでいる為、その恩恵を受けることにより生きながらえているとも言えよう。

今日も音っとっと母より電話が入った。
標準語翻訳すると「トマトがなったから取りに来なさい」とのことである。
実際にはこの30倍程も話しているのだが、不要なものをふるいにかければ20語程度しか残らない物である。
そのあたりは私も慣れた物で、当たり障りなく受け流しつつ会話の出来る大人なのだ。

夕方早速、娘KとAを連れて実家の菜園(といっても普通の畑の一角に自給用野菜を植えてある)へ向かった。
既に畑に来ていた音っとっと母と落ち合うと、先に取って冷やしてあったというトマトを娘達に振舞ってくれた。
田舎育ちの特権だなぁ、娘達よ。と、たばこ等ふかしながらぼんやりと考える。

さあ、収穫を始めよう。 準備は良いか? Kよ、Aよ。
あぁAよ、なぜ「せんべい」を食べているのだ、来る時にアイスも食べたではないか。

娘達はトマトとピーマンに狙いを定めている。
ぶどうのように実をつけているプチトマト(直径5cm余りもあっては、もはやプチとは言えないが・・)と普通のトマトをそれぞれ10個程、ピーマンを20個程収穫した。
明日になれば、また同数程度の物が収穫出来るようになるだろう。
私の最大の収穫は、夜の「はっぽっぽーしゅ」のつまみにする枝豆である。
5〜6株程度を根ごと取って豆をちぎっていく。
時々虫に食われてしまっている物もあるが、完全無農薬の有機栽培なのでやむを得ない。
土付き虫付きなのである。
茹でて食べる時には、虫まで食してしまわぬよう注意が必要である。
食した所でさほどの害はないと思われるが、気分を害する事はまずもって間違いないであろう。

本日の主な狙いはトマトであったのだが、終わってみると、トマト、ピーマン、きゅうり、なす、ししとう、枝豆、インゲン豆、サニーレタスと、そのまま店が開けそうな程の収穫ではないか。
セロリもあったのだが、実のところ私がこれだけは食べられないのだ。
持って帰れば娘の手前、食べない訳にはいかなくなる。
すまぬ、母よ、これだけは受け取る訳にはいかないのだ。

帰り際さらに米10kg余りを受け取って帰宅の途についた。

おかげで我が家の収入対食費率はエンゲルたんもびっくりな低さを保つ事が可能となっている。
さらに通常の露地栽培の物しかない為、野菜で季節を感じる事もできるのである。
ありがたくも幸せな食生活と言えよう。


む、難しい・・_| ̄|○ 途中に違う人も入ってる様な・・
あ、枝豆食べるの忘れた・・
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