ここ数日話題になっている
らくださんの
「席を譲らなかった若者」について。
まず一読した段階では正直痛快でした。
その後、連なっている膨大なコメントを読んでいるうちに、気持ちの変化がありました。
件のお年寄りには間違いなく問題があります、しかしそれに対する若者も、最終的には同レベルになってしまったなと言うのが私の意見です。
若者の言葉の内容はともかく、面と向かって言ったことには意味があると思うのですが、
結局席は譲らなかったのが敗因です。(いや、勝ち負けではないのですが・・)
最後には席を譲ったのであればカッコ良かったのです。(や、カッコの問題でもないですね)
現実問題、今の社会、モラルの低さをと感じる事が多過ぎます。
「最近の若い者は・・」と言う言葉はいつの時代にも言われる事なのでしょうけど、
「最近のオッサンは・・」と言いたくなるような事も多いのです。
特に件の電車内や、駅のホームなど、いわゆる公共の場所で自宅と間違えているのではないかと思えるようなことが多々あります。
こういうものは、小さい頃から親や周りにいる大人達から、知らず知らずの内に教えられたり学んだりするものだと思うのですが、その大人達が学べていなければ、子ども達にも教えようがありません。
モラルなんてものは、強制されるものではないですし、それぞれの考え方によっても違うものですので、一概にいい悪い、高い低いと分けられるものでもありません。
しかしそれだからこそ、それぞれがしっかり持っていなければならないと思いますし、
それによって人間そのものが判断されてしまうことにもなると思うのです。
(実際、私もそれによって人を判断しているところが多いと思っています。)
自分を外からの視点で見るというのは、本当の意味ではそれこそ「仙人」にでもならなければできないのでしょうけれど、常に意識はしておきたいことではあります。
そして、もう一つは、周りを見る事。
私も気を抜くとダメなのですが、意外と出来ない人が多いんですよね。
もっともこれも、私の中のモラルですから、全ての人がそう思っている訳ではないのでしょうけど・・・。