わんっ！

と遠吠えてみよっと。　

尼崎市のＪＲ福知山線の脱線事故発生から丸二日以上が経過していますが、
未だ全ての方の救助確認が出来ていないようです。
既に亡くなられた方が92名と報道されています。

テレビや新聞などでは盛んに運転士の過去などを拾い集めているように見えます。
とにかく一人を悪者にして吊るし上げようと必死になっている、
そしてその人を排除しようとしているように映るのです。

現実、排除されるべきだと思えるようなヤツもいます、
それは全く否定しません、むしろそうあるべきだと思っています。
ただ、そのようなヤツを排除しただけでは問題の解決にはなりません。
根本の問題が何処にあって、どのような対処、対策が必要なのかを考えなくては、また同じような事件や事故が繰り返されてしまいます。

いろんな事件や事故が日々起きています、もはや日本も安全な国ではなくなってきています。
そんな事件や事故のニュースを見た時に表面だけでなく、少しだけ裏側まで考えてみてください。
怪我をされた方が運ばれる通路上でカメラを構えて「通してください！」と叫ばれているような報道だけを鵜呑みにするのはとても危険だと思います。

しかしながら、毎回言っている事ではありますが、このような事件事故の時に報道の立ち入りを禁止出来ないものなのでしょうか？
報道の腕章を付けさえすれば、"何をしても許されると思っている"ように見える取材姿勢に毎回腹が立ちます。
全てがそうではないのでしょうが、もう少し考えて欲しい、ほんの少し考えれば人として分ると思うのですが、考えてないんでしょうね。

最後になりますが、今回の事故で亡くなられた方々のご冥福と
怪我をされた方々の一日も早い回復をお祈りします。